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TS890のRFGAIN

ログブックの付録につられて購入したCQ誌。
JA1RPKによるTS890のセカンドインプレッションが載っていた。
その中で「静かな受信機の設定」という小見出しがあり、これが目から鱗が落ちるというか、なるほどという内容だった。

それは、TS-890のRF GAINを絞っても感度の低下がないということだ。
例えば、S/N 10dB感度のアンテナ入力レベルは14.1MHz CW BW 500Hz AGC ONの場合、プリアンプOFFではRF GAINは5まで絞っても感度は変わらない。つまり、感度を落とさずに外来ノイズだけでなく、セットノイズ全体を落とすことができるのだ。
そして、もっとびっくりしたのはAF GAINを増やしてもヒスノイズが増えないのだ。つまり、ノイズを増やさずに音量を増やすことができるということだ。

RF GAINを絞ればAF GAINを増やして微弱信号を聞くことになるが、上記の特徴を持つTS890はかなり静かな受信環境を作ることができる。
20190330TS890GAIN.jpg
このあたりがホームポジションになる可能性が高い。
Sメーターは9まで振ってしまうが、感度は変わらずに静かな受信機が出現する。
RF/AF GAINはその時のバンドコンディションによって微妙に調整しなければならないだろうが、うまく調整するとK2よりも静かなトランシーバーになるのがTS890だ。

TS890 v.s K3 その1

TS890を使い始めて2週間。まだ超基本的な部分しか使っていませんが、隣にあるK3と比較することで、その性能を明らかにしていきたいと思います。(ちょっと大げさ)

まず、その大きさと重さです。かなり違います。
TS890は突起物を含んでおよそ幅41cm、高さ16cm、奥行39cm。
K3は幅28cm、高さ11cm、奥行30cmと2周り以上違います。
重さが最も違うところで、TS890が約16㎏に対してK3は約4㎏です。
腰が心配だったので、かみさんに手伝ってもらい床から机の上にあげたTS890ですが、K3は片手で持ち運びができます。近年、高性能のリグがたくさん登場しましたが、K3の軽さは群を抜いており、DXペディションで多用されるのが理解できます。
一度セットしたTS890はもう動かしたくありませんが、K3はあちこちにもっていこうという気持ちになります。

ARRL DXCWコンテストに参加してみました。
コンディションが悪い中、5Wで呼びまわりましたが、S7の信号がS9+10dBの信号から300Hz離れると問題なく復調できます。
通過帯域は150Hzにしました。K3も問題なしです。こちらは270Hzのルーフィングフィルターに切り替わります。

音色はS3くらいの信号強度であれば、K3のほうがシャープでTS890の音はマイルド。
K3の方は雑音がDSPぽく感じられる。ちょっと不自然に感じる部分で、私にとって一番の難点です。
TS890の雑音は柔らかく感じられるので、長時間のワッチには適しています。

ノイズすれすれの信号の了解度はどうかというと、まだあまり遭遇していませんが、K3の方が了解度が高い場合もあれば、TS890の方が了解度がいい場合もあり、一概にどちらがいいとは現時点では決められません。こっちらのほうはもう少し時間が必要です。

ざっくりいうと、TS890は音が優しくなったK3といえるかもしれません。(たんなる個人の感想です)































備忘録

自分のために設定を残します。
TS890の設定というかCONTESTWINの設定について。
CTESTWIN設定

TS890
アドバンストメニュー17 Vertual Standard COM Port-RTS CW Keying
アドバンストメニュー18 Vertual Standard COM Port-DTR PTT
メニュー7-01 Baud Rate Virtual Standerd COM 38400bps
115200bpsだと駄目でした。

PC
COM port

この設定でCTESTWINが動きました。
インプレッションよりも前に、まずは設定を残します。

TS890購入

年末から1か月以上かけてシャックの整理を行ってきました。それは、次期エースの導入のためでした。
整理しながら、悩んだ末に次期エースとして選んだのは、TS-890Sでした。

この期に及んでスーパーヘテロダイン・ダウンコンバージョン方式の無線機ですか~今ならSDRでしょ!という声があちらこちらから聞こえてきますし、私もそうだろうと思います。

KX3の受信性能は素晴らしいですし、IC7300が10万円ちょっとで買えるなんて驚きです。でも、KX3はタワーに上げたアンテナにつないで使うリグではないと感じます。また、IC7300にLCのBPFをつないだらとても聞きやすくなりました。INRADのフロントエンドフィルター(水晶フィルター)をつないだら、コンテストのランニングにはとても良かったです。きっとSDRは発展途上の技術なのでしょう。

ダイレクトサンプリング受信機ではA/Dコンバータでアンテナから入ってきた信号をデジタル信号に変換する際、A/Dコンバーターの分解能による量子化歪みが発生します。また、A/Dコンバーターが飽和するような過大な入力(オーバーフロー)が発生するとアナログ信号をうまくデジタル信号に変換できなくなってしまい、結果的にデジタル信号そのものが演算で処理できなくなってしまう短所があります。もう少し待っていれば、安くて更に性能の良いA/Dコンバーターの登場により、そんな心配はなくなるのでしょうが、購入するのは今なんです。

現時点での解決策として、IC7300にフロントエンドフィルターを付けるというのはなかなかいい案でした。しかし、膨大なコストがかかるために、全部のバンドでそれをやるわけにはいかないのです。そこで、フィルターが1個で済むように、スーパーヘテロダイン方式の後ろにSDRを持ってきたFTDX101はさしずめハイブリッド方式なのでしょうね。これはいけるかもしれませんが、首を長くして待っていたにも拘らず、まだ発売されていません。

では、時代遅れのスーパーヘテロダイン方式の無線機を選ぶ理由は何かというと、大げさに言えば一世を風靡したスーパーヘテロダイン方式の最期を看取るというか、まあ、枯れた技術の安定さを選んだわけです。いえ、アマチュア無線のスタートがTS520だったので「トリオサウンドよ、もう一度!」という気分です。まあ、TS590を使った感じでは過大な期待は禁物ですが。

ということで、間もなくシャックに890がやってきます。それを察したK2が駄々をこねているのかもしれません。ごめんね、K2。サブはSDRになるだろうから、君は三番手かも。



TS450リストア

年末に手に入れたTS450は送信できるし受信できるけれど、ジャンク品という触れ込みでした。
受信してみると受信音が濁るので、TS450、TS690で多いAFの電解コンデンサの液漏れかと思いケースを外してみると、前のオーナーが交換した形跡がありますが、プリント基板がしっかり腐食していました。それで、アルコールと砂消しゴムを使って基板をきれいにして、新しい電解コンデンサを付けました。
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これで解決かと思ったら、受信音はまだ歪んでいて、そのうちPLLのアンロックとなってしまいました。回路図とサービスマニュアルをもとに、PLLユニットを調整しました。

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PLLユニットのTP3は規定値で5.0Vですが、実測値は2.25Vでした。VCO2のTC1を回して3V位になるとアンロックが解消されました。もう少し回して規定値の5.0Vにしました。
ついでにPLLユニットのコイルを調整しようとしましたが、マニュアル記載の電圧が出ていたので止めました。
これでKENWOODサウンドが復活しました。

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K2とTS930

今年手に入れたTS930は結構いい音がして気に入っています。
電源内蔵で、POWERスイッチ1つで受信できるのもいいです。
KENWOODの昔のフラッグシップなので、造りがしっかりしていて、スイッチ類も適当な間隔で使いやすいです。
そんなわけで、最近はK2よりもTS930で聞いている時間が増えてしまいました。

今朝のFISTSのNETは、国内のコンディションが上がる前で、コントローラーのTakさんの信号は微かに聞こえるのみでした。
とろろが、リグをTS930からK2にスイッチしてみると、存在しかわからなかったTakさんの信号が、符号として聞こえるではありませんか。もちろん電文の全てがコピーできるわけではありませんが、何とか声をかけることができました。
超微弱信号ではK2に軍配が上がりました。さすがはメインリグです。また、使ってやらなくては。

TS520でオール九州

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今日は久しぶりにTS520V改造でコンテストに参加しました。
オール九州コンテストに管外局として参加しました。

RFゲインを7.5まで絞るとノイズレベルが下がり、520でも落ち着いて聞いていられます。そうすると、ダブルスーパーにもかかわらずフィルターが1つで、そのCWフィルターの特性がわりと幅広タイプなために、CWの音が良いのです。アナログVFOということもあるのでしょうね。エレクラフトのK1と聞こえ方が似ているかもしれません。
VOXが動作しなかったのは痛かったです。いちいちスタンバイスイッチをSENDにしなくてはなりませんでした。MODEスイッチを1度TUNにして、またCWに戻したらVOXが動作するようになりました。来年は40才になるリグなので、修理、調整しながら大切に使っていきたいです。

9時頃は弱すぎて呼ぶのを諦めたQRPの移動局の信号は、11時頃になるとS5くらいまで強くなってきたので交信することができました。
管外なのでゆっくり呼び回り、10局と交信して打ち止めです。

古いリグ

昨日の夕方、/6のAkiさんと交信した。
半年ぶりくらいの交信だったが、毎回と言っていいくらい休日の夕方の交信となる。
ちょうどコンディションの変わり目で、国内の近場が聞こえなくなってきて最後に6エリアが残るのだが、その時間にAkiさんのCQが聞こえてくるのだ。そして、大抵は30分も交信していると信号がダウンしてきて73を送ることになる。昨日もそうだった。

IC7300のファンを静音ファンに交換した話をしたら、FT1011などの古いリグは健在かと聞かれたので、FT1011は良いリグだが譲ってしまい、そのお金でIC7300を買ったことを伝えた。そうしたら、TS520は大丈夫かと聞かれたので、520は整備してこれからも使っていくと言ったらAkiさんは素晴らしいと言ってくれた。AkiさんはTS520をお使いの、520仲間である。

自分の技量で古いリグをメンテナンスすることは難しい。それで、FT1011は使って頂けるOMさんに譲った。その方がリグも幸せだろう。TS450は所有権は自分にあるが、自局の免許から撤去してFISTSクラブ局の無線機として使ってもらっている。古いリグで残っているのはTS520だけである。メンテナンス以外にも新スプリアス基準というものが、古いリグを手元に置くかどうかの判断に影響している。
しかし、中学生時代に親に無理を言って買ってもらったTS520なので、これだけは整備しながら使っていきたい。新スプリアス基準が適応されるので、TS520V(改造)にLPFを付けて新たに変更申請を出す予定だ。

TS450Dのメンテナンス

年末に近所のOMからQSYしてもらったTS450Dは50W化して免許をもらいました。

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どうも受信音が歪むので、定番のオーディオアンプのケミカルコンデンサC104 470μ/10V 105℃を見てみました。
すると、コンデンサが液漏れしパターンが黒ずんでいます、
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基板の裏にも液漏れの影響があります。

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そこで、無水アルコールを使ってごしごし拭いてみました。
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基板の裏はきれいになりました。

表側はすっかりきれいになったわけではありませんが、大丈夫なレベルにまで来たでしょうか。
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C104を 470μ/25V 105℃に交換しました。
この後、50W化に取りかかりました。
最高パワーを調整しているVR15と直列になっている22kΩを1kΩに取り替えます。
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これで、ALCがかかる状態では80W強の出力が出るようになります。
それで、VR15を回して50W出力になるように調整します。
また、受信音の歪みもとれて、ずいぶん聞きやすくなりました。
それでも、K2の方がずっと了解度が良いので、しばらくシャックで使ったら、移動運用のお供をさせる予定です。